町　　名	画　　像	新調／購入	大工／彫師	主な彫物	備　　考
阪本		昭和24年新調	田端元一／ 　松田正幸・ 　木下舜次郎	【土呂幕】 正面：秀吉本陣佐久間の乱入 右面：加藤清正 新納武蔵守の血戦 左面：巴御前の勇戦 【見送り】 難波戦記	先代は大正８年村内字大木にて住吉方面（西だんじりや？）より購入 →大正10年より阪本として曳行 →現地車新調に伴い毛穴方面に売却？
桑原		平成28年新調	植山工務店／ 　高濱輝夫	【土呂幕】 正面:九州征伐 右面:本能寺の変 左面:川中島合戦 【見送り】 栗津合戦	現地車の新調入魂式は平成28年8月28日、彫物請負責任者高濱輝夫の出世地車にあたる 先代は昭和4〜10年に和泉市桑原新調（諸説あり）、詳細は下記参照 先々代は詳細不詳ながら泉大津方面で新調 →大正末期和泉市下伯太へ →翌年桑原へ →昭和初期に某所へ売却
先代 桑原		昭和4-10年新調	岩出秀吉／ 　玉井行陽	【土呂幕】 正面：秀吉本陣佐久間の乱入 右面：脇坂陣内の勇戦 左面：櫻井佐吉勇戦 【見送り】 大坂夏の陣	桑原先代地車は昭和4〜10年に和泉市桑原新調（諸説あり） →昭和59年土呂幕以外ほぼ新調の大修理、その際の大工棟梁は池内福治郎 →現地車新調に伴ない保管中、昇魂式は平成27年11月3日、なお桑原にて新調より昇魂までの80余年にわたり転倒などの重大事故が無く、昇魂式には後ろ旗に「無事是名馬成」の文字が入れられた。
観音寺		昭和8-10年新調	絹井楠次郎／ 　木下舜次郎・ 　石田利郎	【土呂幕】 正面：川中島の合戦 右面：一の谷の合戦 　（平敦盛を呼戻す熊谷次郎直実） 左面：粟津合戦（巴御前奮戦） 【見送り】 難波戦記	縁葛に昭和初期新調当時の大衆娯楽小説「丹下左膳　こけ猿の巻」の彫物 先代は明治後期に住吉大佐地車を新調 観音寺町Ｆさんより情報提供に感謝！
寺門		平成22年新調	泉谷浩文／ 　山本仲伸ほか	【土呂幕】 正面：朝比奈三郎の錣引 右面：佐久間乃乱入 左面：本能寺乃変 【見送り】 川中島合戦　龍虎相打つ	現地車は平成22年和泉市寺門新調（平成22年5月4日新調入魂式）、正面腰周りは土呂幕と大小連子の三段構成だが平面は縁葛があり四段という現在の岸和田型では唯一の形式。大工棟梁泉谷浩文の出世地車、彫師は山本仲伸・岸田恭司・片山 晃・筒井 伸・近藤 晃・高濱輝夫・前田明彦の豪華７人の彫刻師が名を連ねる。 先代は昭和10年寺門新調 →昭和32年岸和田市大町へ →昭和47年岸和田市摩湯へ →平成２年寺門へ里帰り →平成21年和歌山県橋本市北馬場区へ（平成21年10月18日昇魂式）
和気		平成29年新調	田中隆司／ 　山本仲伸	【土呂幕】 正面：源義家(八幡太郎) 安倍貞任を追う 右面：堀川殿の夜討ち 左面：壇ノ浦の合戦 義経八艘飛び 【見送り】 治承・寿永の乱	現地車は平成29年9月10日新調入魂式 先代は新調時の詳細は不詳 →岸和田市八田町へ →昭和３年和泉市和気へ →詳細は下記参照 先々代は明治期に購入の上地車 →地車購入に際し住吉大佐へ売却か？（大佐請取帳に買取記載） 三先代は明治期に購入の下地車で初代か？ →大きすぎて１年のみ曳行とのこと "H.T"さんの情報提供に感謝！
先代 和気		昭和３年購入	岩出秀吉／ 　玉井行陽・ 　金山源兵衛・ 　後藤更星	【土呂幕】 正面：朝比奈三郎馬上の勇姿 右面：巴御前勇姿 左面：今井四郎決戦 【見送り】 大坂夏の陣	この地車は新調時の詳細は不詳 →岸和田市八田町へ →昭和３年和泉市和気へ →平成29年地車新調に伴い保管中（昇魂式は平成28年10月23日）
小田		平成17(15)年新調	池内幸一／ 　野原湛水・ 　岸田恭司	【土呂幕】豊臣軍記 正面：加藤清正、虎退治 右面：賤ヶ嶽、秀吉本陣佐久間の乱入 左面：賤ヶ嶽、三振り太刀の功名 【見送り】 大坂之陣	現地車は平成15年9月28日箱地車で仮入魂式 →平成17年5月15日完全完成入魂式 先代は昭和５年新調 昭和58年吉為工務店にて大修理、 その際の新調彫物は小河義保（松良）、筒井一門 →平成14年10月20日堺市北高尾へ 先々代は明治13年岸和田市宮本町新調 →大正６年和泉市小田へ →昭和５年岸和田市尾生へ →平成11年岸和田市南上町へ →平成17年堺市原田へ 中尾生町"K.M"さんの情報提供に感謝！
寺田		平成７年新調	大下孝治 　／松本幸規	【土呂幕】 正面：真田幸村徳川家康を追う 右面：神川の合戦真田昌幸 左面：真田大介の勇戦 【見送り】 難波戦記	先代は昭和26年和泉市黒鳥辻小路へ →昭和30年頃老朽化解体

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