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彫 物 | 備 考 |
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昭和22年購入 |
大工不詳/ 相野藤七 |
【土呂幕】 正:秀吉本陣佐久間玄蕃允の乱入 右:福島市松勇戦 左:片桐且元奮戦 【見送り】 正:羅生門 右:平維茂楓狩 左:図柄不詳 |
現地車は安政3年岸和田市大北町新調 (岸和田市吉井町古老伝) →明治22年頃泉佐野市長滝西ノ番へ →昭和9年頃古物商(氏原)を経て岸和田市吉井町へ (この際に他の地車2台の彫物を取付け) →昭和22年東大阪市角田へ この地車は平成14年の大修理まで屋根からくりが残り、 本体に岸極印があることから江戸期に岸和田城下にて新調と判かるが、 前所有の吉井町古老の言から岸和田市大北町が安政3年に新調した地車とみられる。 この大修理時に取替えた部材に「明治廿二年四月長滝村大工□□之」の墨書 があることに加え、近年泉佐野の蟻通神社に宮入する写真が見つかり、長滝西ノ番が昭和7年頃まで所有していたと判明した。 彫物は相野藤七など相野一門が主だが腰周りは入替られており彫又の西岡弥三郎で明治期の作、 大屋根枡合の一部に中川利兵衛など、明治22年の長滝での修理〜昭和初期の古物商での修理などを通じ複数の地車の彫物が混じったとみられる。 なお平成14年の大修理で主要な彫物以外は全て取替えられ新調同様になった。 角田地車保存会様の撮影ご協力に御礼申し上げます! |
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昭和28年購入 |
大工不詳/ 櫻井義國・ 安田卯之丸 |
【土呂幕】 左:巴御前の勇姿 【見送り】 川中島の合戦?(ほぼ欠損) |
現地車は明治初期岸和田市田治米町新調 →昭和28年八尾「大音」こと飯田松太郎を介し東大阪市菱屋東へ 彫物は着色・欠損が激しいが、現在も屋根からくりや半松良に下勾欄など新調当時の形態をよく残す貴重な地車。 |
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昭和27年新調 |
植山義正/ 木下舜次郎 |
【土呂幕】 正:秀吉本陣佐久間の乱入 右:加藤清正の勇戦 左:巴御前の勇姿 【見送り】 大坂夏の陣 |
現地車は初代で元は布団太鼓。 飾目と肩背棒はあるが昭和中期の東大阪市新調では珍しい岸和田型の地車。 泉州の虎哲さんの画像・情報提供に感謝! |
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